3Dプリンターでマスクを作る:1
マスクを作るために3Dプリントを買った男、、、
マスクのアイデアを思いついた
コロナ禍のなか、フルリモートワークの自分はうちの奥さんを毎日 車で職場まで送っていたんですが、往復2時間×2回の運転中は変なアイデアが浮かんでくるものです。 ちょうどマスクの売り切れが取り沙汰されているころだったので、朝から薬局の前に行列ができているところなどを見ながら運転してたんです。
その時、前にYoutubeで見た「マスクをしていたほうがインフルエンザにかかりやすい」みたいなことを話している動画のことを思い出しました。
今 検索してみても、その動画は見つけられませんでしたが、内容は概ね
- マスクはウイルスを通す
- 飛沫は約2m 飛び、マスクにつく
- 机などについた飛沫を手で触り、マスクにつく
- マスクについた飛沫が乾燥し、結局ウイルスを吸い込んでしまう
といった内容だったと思います。
※専門家ではないのでこれが正しいかはわかりませんし、少々記憶も曖昧です。
そこで、なんとなく
- マスクの前方をカバーで覆っちゃえば前からの飛沫は吸い込まないよね?
- そのままだと息苦しいから、後ろから息取り込めばいいんじゃない?
- そんなマスクのカバーがあればマスクには飛沫はつかないんじゃない?
的なアイデアを思いついたら楽しくなってきてしまい
- 後ろから吸い込んだ気流を利用して、マスクの前に空気を吹き出せば逆風で飛沫吸い込まないかも!?
- 吸気口も特殊な形にしておけばフィルターが無くてもいいかも?
とか、いろいろ想像しちゃうんですが、流石に途中で気がつきました。
そんな特殊な構造のもの、自分には作れないわ、、、
でも、思いついたのがマスクカバーだったこともあって、3Dプリンターを使えば作れたりするのかな?と漠然と考えてました。
3Dプリンターを調べてみた
家について、さっそく思いついたアイデアが既に商品として存在するのかを調べてみましたが、ちょっと調べた限りでは今のところ無さそうです。 次にこのマスク(マスクカバー)のプロトタイプを作ってみようと思い、「3Dプリンター マスク」で検索してみると、今や有名な株式会社イグアスさんの3Dプリントマスクが出てきました。 どうやら3Dプリンターでマスクは作れそうです。
それがわかれば次は3Dプリンター探しですね。 まずはAmazonで3Dプリンターを検索すると、ものすごい数の2万円〜5万円くらいの3Dプリンターが出てくるんです。 ある程度、評価が高そうな商品を見てから、今度はYoutubeでも検索してみると出るわ出るわ、たくさん機種紹介のレビュー動画がありました。
参考にしたのは
とか
とか
などなど、他にもかなりの動画を見まくリました。
どうも一般向け3Dプリンターには FDM(材料押出堆積法) と DLP(光造形法) ってのがあるようです。 造形物の出来は、レーザーでレジンを硬化させるDLPが圧倒的に美しいみたいですが、レジンの臭いがキツそうなのと出来上がった造形物を洗わないといけないとか、手袋はめて作業しないといけないとか、ランニングコストはFDMの方が安くつくとか面倒な感じだったので、非常に興味はありましたが FDMのプリンターを選ぶ ことにしました。 ※でも面倒な手順が引き飛ぶくらいDLP方式は出来上がりのクオリティは高いみたいですよ。
プリンターの他に必要なものはある?
3Dプリンターを本気で調べたのは今回が初めてですが、3Dデータを元にプリントするくらいは知っていたので、FDM方式を使う前提で以下についても調べました。 できればiPad proで全てまかなえればベストです。
- 3Dモデリングソフト
- スライサーとかいうソフトが必要らしい
- 他に落とし穴はないか、、、?
まず3Dモデリングですが、Appstoreで検索したら、あっけなく「Shapr3D」という素晴らしいアプリが見つかりました。
このアプリは iPad & Apple pencil専用ですが、素晴らしい使い勝手のアプリでした。 ※無料の範囲でも、マスクデータを作るのに困らないくらいの性能です。
次は スライサー です。 スライサーとはFDM形式のプリンター向けに、3Dモデルからプラスチックが積み上がったモデルに変換するものだそうです。 さすがにスライサーはAppstoreには(ほぼ)無いですね。 ※正確には特定のプリンターに特化したメーカー純正アプリはありそうでした。
諦めてMacで使えるものを物色したら、有名なフリーウェアで三つほど出てきました。 その中でも特に情報が多かった「Ultimaker Cura」を選んで、インストールしました。 使い方はググればたくさん出てきますね。
他に必要なものはないかと調べましたが特に無さそうだったので、動画も記事も情報もかなり多かった「ANYCUBIC MEGA-S」という3DプリンターをAmazonでポチって届くのを楽しみに待つことにします。ウヘヘ