チャットボットで仕事を効率化
Slack連携でいろいろ便利になる!
ビジネスチャットSlack
コロナ禍自粛でのリモートワーク普及にともなって利用が伸びている(はず)のビジネスチャットですが、弊社ではSlackを導入しています。
導入の理由はもちろんメンバー間の連携をとりやすくするのが第一ではありますが、他に大きかったのはやはりアプリ連携が豊富にあるということです。
結構、連携の自由度が低いビジネスチャットが多いのです。
その分安全なのだとは思いますが、、、
様々なアプリが連携できる中でも使ってみて感じたのは、チャットボットの可能性でした。
チャットボットのプログラムをサーバにセットアップした後にSlackと連携させると、Slack経由でサーバスクリプトを動かして、Slackに返答を返すことが出来ます。
自分はサーバサイドのJavaScriptやPythonを使うことが多かったため、チャットボットにはGithubのHubotを選択しました。
あとはLinux版のChromeとSeleniumを使って、WEBサイトの更新やコンテンツチェックなどをサーバサイドで行えることを利用します。
今やサーバスクリプトでかなりのことが出来るので、可能性は無限大だと思われます。
チャットボットに定型作業をさせる
弊社の業務では、かなりの頻度で定型化された更新作業と、その目視確認が発生します。
人間は必ずミスをするので、ちょいちょい確認漏れが発生していました。
しかもダブルチェックすらすり抜けたりすることが、頻繁ではないがあるのです。
作業内容をヒアリングして、工程を分解してみたところ
- 前回の記事を複製して製作を進めるため、間違いやすい・忘れやすい変更項目
- コンテンツDBや既存の記事から取得可能なデータを使った決まった変更を加える項目
- 完了後に決まり切った内容の報告メールを送る
と、半自動化出来そうな項目がいくつか見つかりました。
それらの項目をSlack経由の簡単な命令で更新できるようにいくつかのコマンドを開発して、運用してもらっています。
メンバーもすぐに慣れてくれて フィードバックを返してくれるので、戻してもらった情報をもとにコマンドをブラッシュアップさせることで、ワークフローのかなりの部分が自動化されました。
また、Slackの「/remind」コマンドとボットを連携させるようにすることで、時間指定でコマンドを動作させられるようにしているので、土日・祝祭日の作業・更新報告も設定しておけばPCの前にいる必要はありません。
専門的な作業の属人性排除
弊社ではいくつか他社様コンテンツ用にサーバを預かっており、定期的にコンテンツ更新やOS・ソフトウェアのアップデートを行なっています。
自動で適用させると動作しなくなる可能性があるため注意が必要な項目もありますが、開発環境のリスタートなどいくつかの安全な項目はSlack経由でコマンドを発行できるようにしておくことで、サーバサイドの技術者でなくともコンテンツ更新担当者が自身で環境を持ち直すことが出来るようにしています。
そうすることで、専門的な知識が必要な特定作業の属人性を排除することが出来ました。
iOSのショートカットと連携する
サーバサイドのコマンドは幾つでも増やせるのですが、スマートフォンなどで出先からSlackコマンドを打つのもなかなか大変です。
そこで、iOSの標準アプリであるショートカットをSlackと連携させるとボタン一発コマンド起動の環境を実現できます。
Appleに買収される前はWorkflowというアプリでしたが、その時はSlackとの連携がもっと簡単でしたが、今は少し面倒になっちゃいましたね、、、
ただ、設定させしてしまえばSiri経由でコマンドを実行することも可能なところは便利です。
Hey! Siri! ○○を起動!
みたいに実行することが出来ますが、外ではショートカットボタンを押して実行してます、、、
Alexaと連携する
以前の記事にも書きましたが、前述のSiri連携と同様にAmazonのAlexaとも連携させることが可能です。
Alexaの場合はIFTTTというサービスを経由してSlackに命令を出します。
ショートカットとの連携はiOS限定でしたが、AlexaアプリはiOS・Android版がありますし Amazon Echo や Kindle Fire でも実行できるところが最大のメリットとなります。
音声アシスタントにコマンド発行する場合は、単純な一発もののコマンドを実行させる方が良いですね。
引数(変化する追加命令)を与えないといけないコマンドには不向きですし、聞き間違いがあると危険が伴います。
使い所を間違えなければ、音声起動でも仕事ができるのは、ものすごい効率化になり得ます。
iPadでの仕事も楽になる
このような単機能コマンドを充実させていくと、ミスの減少、作業の手数を減らす、属人性の排除といったメリットに加えて、iPadやAmazon Echoだけでもかなりの定型作業が素早く・確実にこなせるようになります。
このようにしてiPadだけでも仕事ができる環境を作っていくことも可能なのです。